日本探偵小説全集 (9) (創元推理文庫 (400‐9))



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日本探偵小説全集 (9) (創元推理文庫 (400‐9))

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実に贅沢な、読みごたえバツグンの作品集

 とても分厚い文庫本ですが、収録作品のラインナップが名作揃いなので、横溝正史の探偵小説を読んでみようという方には、まずおすすめしたい一冊。
 収録作品は、「鬼火」(1935)、「探偵小説」(1946)、「本陣殺人事件」(1946)、「百日紅の下にて」(1951)、「獄門島」(1947)、「車井戸はなぜ軋る(きしる)」(1955)。これに、栗本薫の「王道の人」なんてぇ解説まで付いているんだから、実に贅沢な、読みごたえバツグンの作品集ですね。
 大傑作のミステリ長篇「獄門島」と「本陣殺人事件」に加えて、おどろおどろしい宿命の争闘を描いた中篇「鬼火」、金田一ものの短篇の逸品「車井戸はなぜ軋る」と「百日紅の下にて」。ミステリ・ファンなら絶対に読み逃したくない横溝正史の名作、傑作が、この一冊に集結している感があります。殊に、「百日紅の下にて」→「獄門島」→「車井戸はなぜ軋る」と続けたところが素晴らしい。編集者のセンスが光る配列の妙に、おおっ!と拍手したくなりましたよ。
強烈強烈

金田一少年の事件簿の「じっちゃん」金田一探偵の作者
としか知りませんでしたが
この本で初めて横溝作品を体験しました。
「鬼火」が強烈すぎます。
解説で栗本薫さんもおっしゃってますが「訴えかえてくるイメージの強烈さ」が半端じゃないです。
引きずり込まれてしまい立ち読みで読破してしまいました。
もちろんその後購入(笑)もっと早く読みたかった!というじれったい思いとやったーたっぷりある未読の横溝作品読めるぞといううれしさで
いっぱいです。
時系列

監修者の北村薫自身がアチコチで言ってるように、この横溝正史集は、物語内の時系列に沿って、作品を並べているので、読んでいて嬉しい。
その上、「本陣殺人事件」「獄門島」の、代表作二篇が収録されていて、さらにお得感を高めている。



東京創元社
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